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<<   作成日時 : 2008/03/18 22:02   >>

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土曜日、キネカ大森で「エリザベス・ゴールデンエイジ」を観ました。80点。
ウエストミンスター大聖堂などイングランドの歴史的名所や建築物も観られる、なかなか良い映画でした。観ていると昔学んだ世界史を思い出すことになります。無敵艦隊というかアルマダというか・・・
98年公開の『エリザベス』の続編になるのでDVDで観ておいたほうがわかりやすいらしいです。私は見ました。キネカ大森でも2週間位前までは上映していましたが、もうやっていませんでした。
(98年予備知識)
ヘンリー8世と2番目の王妃アン・ブーリンの間にエリザベスは、王女として生まれる。父ヘンリー8世はアン・ブーリンと結婚する為に最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンとの離婚をローマ教皇国に要請するが、キャサリンの甥であった神聖ローマ皇帝カール5世が横槍を入れ許可がおりなかった。ヘンリー8世はこれを機に教皇国と断絶し、新たにイギリス国教会を樹立。しかしアン・ブーリンと結婚はしたものの、次のジェーン・シーモアへと心移りをする。その為、1536年、王妃となってわずか1,000日余りの母のアンは反逆、姦通、近親姦及び魔術という無実の罪で死刑判決を受け、ロンドン塔で斬首刑に処せられた。エリザベスは母の処刑後、姉メアリー1世同様に私生児扱いとされるが、父王の後妻となったキャサリン・パーの嘆願により、王女に復権され、キャサリンの元で養育される。父王の死後、エリザベスは一時ロンドン塔に幽閉されるなど冷遇され続けたが、過激なプロテスタント優遇政策をとらせたエドワード6世、カトリックへの回帰を宣言してプロテスタントを迫害したメアリー1世らが次々と死去し、1558年11月17日に女王に即位する。

(あらすじ・・ここからがこの映画です)
1585年、25歳でイングランド女王に即位したエリザベス1世(ケイト・ブランシェット)は父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として君臨していたが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と謀略が渦巻いていた。
中でも欧州全土をカトリックの国にすると誓いを立てたスペイン国王フェリペ2世は、カトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアートと連絡をとり、プロテスタントのエリザベス女王を失脚させようと企む。
(スコットランド女王メアリーは、従姉のエリザベスが不義の子であることから、正統な王位継承権は自分にあると主張していた)
そんなエリザベス女王の前に、新世界のアメリカから戻ったばかりの冒険航海士ウォルター・ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が現れる。やがて2人は交流を重ねるうち互いに惹かれ合い、「ヴァージン・クイーン」を貫き通していたエリザベスの心も揺らぎ始める。(結局、自分の替わりに仲のいい侍女をローリー卿に近づけるが、やがて彼らは子供が出来てしまい結婚してしまう)
1587年、エリザベスへの発砲事件が発生する。しかし何故か空砲だったのため、犯人は捕まり企みは露見。そしてエリザベスの意思に反してメアリーは処刑されてしまう。
そして、これをチャンスとみたスペインは1588年、いよいよ100艘を超える艦隊をイングランドに差し向けた。同乗の陸軍兵士は1万人。上陸されては3000人のイングランド側には勝ち目は無い。なんとかドレーク提督とローリー卿とで防御してもらいたい。
負け戦の雰囲気が漂う中、エリザベス一世は、鎧をつけ馬に乗り、軍隊に向かって鼓舞し、意気を高める。
追い風に乗ってドーバー海峡を進撃する無敵艦隊だったが、向かい風に変わったため、錨を下ろす。そこをイギリス海軍による火船の焼き打ち奇襲攻撃を受け、無敵艦隊は四分五裂。そして無敵艦隊はイングランド海軍の猛射を受ける。(映画ではやりませんが負けたスペインへは帰りに嵐に合って転覆、水もなくなり病気で死亡、などでほぼ全滅してしまいます)

スペインを下したイギリスは、この後「ゴールデン・エイジ」(=黄金時代)を築いていき、全滅したスペインは財政も破綻し凋落の一途をたどるのだった。
(シェイクスピアもこの頃)

(感想)
エリザベスは1603年3月、後継者にスコットランド王ジェームス6世(メアリーの息子)を指名し、崩御します。悪者役で首をちょんぎられるメアリー・スチュアートは、エリザベスの従兄ジェームズ5世の娘。実はそのメアリーの息子のジェームズ6世が、エリザベス一世(女王)の次のイギリスとスコットランドの国王となるんだから面白いですね。結婚しなかったので子供もいない。だからそうなるんですが、処刑されたメアリーも草葉の陰から喜んでいたことでしょう。

実はカトリックのスペインとプロテスタントのイギリスという宗教紛争の物語でもあります。
圧倒的な戦力を持つスペインの無敵艦隊が、ローリー卿の活躍で全滅するという筋書きなんですが、そんな簡単に?という感じの進み方で本当の歴史はもっと複雑なはずです。

女王万歳。イングランド万歳の映画なんでしょうけど、それにしてもスペイン人は、この映画はみないでしょうね。かっこ悪いですから。まあ、2008年になってスペインも凋落傾向にあるのも、面白いです・・・

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