次世代コラボレーション研究会:映画批評
明日への遺言
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作成日時 : 2008/03/24 20:19
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23日の日曜日、テニスの後、銀座でカミさんと「明日への遺言」を観ました。80点。しみじみと日本男児を思い出させ、また米国の非道な事実を思い出させる映画でした。
主演は藤田まこと。奥さん役に富司純子の日本映画で殆どが法廷シーンです。第二次世界大戦終了後にB級戦犯裁判で部下達をかばい、責任者である自分一人の責任である、と法廷闘争を戦い抜いた岡田資(たすく)中将の誇り高き生涯を描く感動作でした。西村雅彦や蒼井優、田中好子ら多彩な顔ぶれが共演。ナレーションの竹野内豊はいい声過ぎてミスキヤストではないかと思います。
(あらすじ)
第二次世界大戦終了直後の1945年、東條英機元首相らA級戦犯が東京裁判で裁かれる中、横浜地方裁判所では、戦争犯罪行為の命令者であるB級戦犯、及び実行者のC級戦犯の裁判が行われていた。
東海軍司令官だった岡田資中将(藤田まこと)とその部下19名は、戦争末期の名古屋空襲でパラシュート降下した搭乗員を捕虜として正式な裁判手続きを踏まずに、処刑したことで、殺人の罪に問われていた。
好意的なフェザーストン弁護士のもと、岡田は、全ての責任は命令が下せる自分にある事を主張し、実行した部下達に大きな責任は無いことを訴えた。そして彼は「軍事工場のある地域ではなく、一般民衆しかいない地域への無差別爆撃は大量殺人という犯罪である」と主張し、戦勝国アメリカによる一方的な法廷を戦い抜くのであった。そして最後に・・・・・
最後のナレーションで、部下も10年以上の重労働になりましたが、すぐに次々と釈放されていったことが、わかり安堵します。しかし1000人以上が死刑になりました。
昔、本で読みましたが、戦勝国の一方的なヘリクツで次々と死刑になったそうです。そして日本の教育は米国によって変えられ、「青い目のお人形さんや白人が素敵」というふうに教え刷り込まれたのです。マッカーサーのサングラスに憧れるように刷り込まれていったのです。そういうふうに育ってきたのが私達の世代です。
聞きたくないルメイ将軍の名前も出てきました。彼は東京を焼け野原にするために、一般の民家が燃えやすいように焼夷弾を開発して、民間人を皆殺しにしようと企んだ、とんでもない軍人です。まさしく勝てば正義の論理で・・・日本が降参してくると知っていて原爆を落とした大統領・・・まあここでは、やめときましょう。
実は、この映画では、東京大空襲で焼けた人間の白黒映像などのドキュメンタリー映像が出てきます。このことから「イラクで責任を取らない米国は、昔も日本で実行して実証済み。戦勝国理論で裁判している。謝らない国」と監督は言いたいのではと思いました。まあ所詮アメリカ大陸に住んでいた先住民を殺して乗っ取った人達の国ですし、インディアンを殺す西部劇に喝采していた人達ですから、攻撃性が高いんですね。その代償に銃乱射事件で何人も死んでいますが・・・(日本でもライフル規制して今後は無いだろうと思っていたら、昨日は荒川沖駅で包丁とナイフで連続殺傷事件。包丁は規制できないよなー。盲点でした)
最後のシーンで「ふるさと」ってあんな歌詞だったんだ。と感激しました。「うさぎ追いし」は知っていますが、「志(こころざし)をはたして、いつの日にか 帰らん。山は青き故郷。水は清き故郷」という歌詞でした。
しかし19名の部下のうち2名くらいは悩んでいるのがわかりましたが、後の17人位は裁判の間、何考えていたんですかね。よくわかりませんでした。そんなの描いてたら映画テーマがぼやけるから描かないのだと思いますが・・・
また、中将の子供達って、就職してて、身なりも立派で、やっぱり恵まれてるんだなぁ、と思いました。本当にかわいそうなのは東北地方などの農民出身者ですよね。あんまり定かではありませんが日本軍の中でも前線に送り込まれるのは確か東北地方の人達、というのがありましたし。明治維新で負けた人達かなぁ? 関が原で負けたら外様で郷士だったし。
最後に、会社でもあんなふうに責任を取りたいと思います。
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