次世代コラボレーション研究会:映画批評

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help リーダーに追加 RSS ラストコーション

<<   作成日時 : 2008/03/24 20:15   >>

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22日土曜日午後に「ラスト・コーション」を新宿武蔵野館で観ました。75点。映画としてはとてもよかったんですが、最後が気に入りませんでしたので辛口です。
最初は午前中にテニスをして食事(牛丼特盛)した後でもあり疲れて眠かったんですが、映画には徐々に引き込まれていき眠気も飛びました。2時間45分もありましたが長くは感じなかったです。映画作品として、激しいセックスシーンの映像や演技、ロケ地やセット、音楽が楽しめました。最後だけ、もうひと捻りほしかった。
(あらすじ)
1940年前後、大戦末期、日本軍占領下(汪兆銘政府時代)の香港。大学でお芝居をしていた6人の友達達。酔ったノリで日本人に味方している中国人、いわゆる「漢奸イー(トニー・レオン)」を殺そうと企画する。そしてスパイ役に美人のワン(タン・ウェイ)が選ばれた。ワンはリーダー格の友達が好きだったので了承してしまう。まづ知り合いを騙して、夫婦としてイーに近づく。次は、イー婦人の麻雀友達になり、彼に近づこうとする。
いよいよ色仕掛けで誘惑しようというところまでくるが、ワンは処女。そこで女性経験がある友達に何回か抱かれて体を慣らすことになる。しかし、いよいよという時に、イー夫妻は上海へ帰ってしまう。そこにイーを紹介した知り合いが乗り込んできた。彼にはバレていたのだ。そして皆で彼を殺してしまう。そのまま逃げ去るワン。

3年後、舞台は上海。ワンは上海に帰っていた。そこで友達と会う。話によると自分達の作戦は幼稚だった。全ては監視されていたのだ。死体も彼らが処分してくれた。今は抗日戦線グループの末端だ。イーに近づけるのは君しかいない。協力してくれ。と頼まれる。好きだった男だからかまたも了承してしまうワン。
吸えなかった煙草を吸わされ、自殺用に青酸カリの入ったカプセルを常備して生きて捕まらないよう命令され、彼女はいつのまにかスパイへの道を一歩ずつ歩んでいく。
やがて、イーは彼女を抱く。暴力的にベルトで叩き、手を縛り、バックから犯す。しかしまぐわるうちに2人には、禁断の楽園にはまっていく。ワンのカラダと彼の言葉は自分の心を侵食していくのだった。そしていよいよ最後の時が来る。プレゼントしてくれた指輪を取りに宝石店にイーを連れて行き、そこで殺すことに。そして・・・悲劇的な結末へと進む。

(後書き)
実は最初は13時半の「ダージリン急行」を観に行ったんですが、満員ということで14時からの「ラストコーション」にした訳です。予備知識も無いので「最後の忠告」という意味かなと思い、そんな忠告らしき言葉がどこで発せられるのかと思いながら観ていたので「逃げて」という言葉がそうだったのかと思っていました。しかし観終わった後、壁に貼ってある記事を見ていたら、ラストはlustで「欲情・色情」という意味。コーションは「注意・警告」ですが「戒め」という意味らしいです。原題は「色・戒」ということなので、テーマがよくわかりません。エッチはつつしめ、ということなんでしょうか?

あとは最後の終わり方がいまいちでした。これだと「女性は愛によって心変わりするので、重要なことは任せられない」てオチになりませんかね? 私も観ていて「このバカ女!。おまえの為に全員。台無しだ」と思いましたから。本当は男もそうかもしれませんけど。

この映画はR−18指定です。これは残虐シーンではなくて濃厚なSEXシーンがあるからです。中国では7分間カットされたということですが、観ていてたいしたことなかったので日本ではノーカットだと思います。こんなので7分もカットしたら、ベッドシーンは何も残りません。

残念なことに3月7日だったか、中国で主演女優のタン・ウェイのCMが放送禁止になりました。「日本軍のスパイを助けた女の役だから」という理由です。せっかく1万人のオーディションで選ばれてこれからという時に、また本人は役を演じただけなのにかわいそうです。「勘違いする輩がたくさんいるから」ということだと想像しますが、やっぱり中国、人権なんかありませんね。
しかし中国の教科書に書いてある通り「日本は悪」というイメージ戦略が、まだ生きているんことが立証されました。漢奸役のトニーレオンが格好良く描かれているのに、お咎めがないのは男尊女卑の国だからでしょうか。
話が脱線しますが田中角栄元首相が健在だったら、中国庶民の対日意識はこんなに悪くならなかったんじゃないかと思っています。田中・小泉のように強いリーダーが必要だと思います。もっとも田中元首相は米国に逆らって中国に近づいてスポイルされ、小泉元首相は米国の傀儡政権となり庇護された違いがありますが。

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